退職理由の一例
今の会社は、退職の理由例にことかかない環境です。それは、退職する人がとても多く、理由例なら、いくらでも上げられるからです。私が聞いた退職するときの理由を例にあげてみましょう。「田舎に帰って家業を継ぐ」「親の介護に手がかかるので退職する」「独立する」と言った理由例が円満系。
けれども、円満系としてあげた退職の理由例は、ほとんどが嘘です。本当のところは、あまりにも労働条件が悪いので辞めるのです。例をあげると、深夜まで働かされるのに、残業代が出ないとか、出張はことごとく車で行かされるとか、社長に罵倒されるなどなど。「こんな会社にいてられるかよ~!」と、みんな心の内では叫んでいるのです。
会社側も、本当のところはわかっているのですが、銀行などの手前、退職の理由例を円満系で塗り固めています。特に、役職者が辞める時には、銀行さんの顔色を伺って、いろいろな嘘をついているようです。
退職する側の人にしても、転職先に前職の退職理由を聞かれた時に、あまりにも変な理由は言えないので、上に例であげたようなことを話すのでしょうね。私は、事務員なので、それほど労働条件はひどくないのですが、転職する人を、こっそり「ご栄転組」と呼んで羨ましがっています。
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