面接・履歴書に必要な退職理由

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履歴書に見る退職理由

履歴書を、よく見る立場にいます。私の勤めている会社は、退職する人が多いため求人を常に行っているのです。退職する人が多い理由は、単純明快。深夜まで働かされることが度々あるのに給料は毎月一定だからです。一睡もせずに、次の日に100キロも運転させられるなんてことも、ザラにあります。

あなたが、もし今、履歴書を書く立場にあるとしたら、常に求人を出している会社には注意したほうがいいでしょう。うちのような会社はとても多いのではないかと思います今、退職を考えて履歴書を書いている人。理由は、色々あるでしょうが、今一度よく考えてみてくださいね。

さて、多くの履歴書を目にしていると、退職の理由に、みなさんが苦心なさっているのがわかります。退職の理由は、どんなにうまく書いても職を転々としているというイメージが残ります。履歴書に退職の理由を書く時には、あっさりと書いておくのがいいと思います。

履歴書に理由を書きすぎると、つっこまれる原因になってしまいます。履歴書に書いてあっても、面接では、前職を退職した理由を聞かれますので、その時に素直に答えるのがいいでしょう。履歴書の内容よりも、退職の理由よりも、その時の印象がよければ採用となります。

退職理由はどんなもの

退職する人がとても多い会社で勤めています。営業マンの定着率が悪く、多くの人が退職して行きます。5年持てばいいという状態です。残っているのは、他に行くところがなくなったという理由で残っている人ばかり。若くて新しく入った人は、ほとんどがうんざりしたという理由で、早々に退職してしまうのです。

退職する人が多い理由は、労働条件が悪いからです。労働時間が長いのに残業代はつかないし、給料は安いしという状態では、それを理由に退職を希望されても、文句も言えません。他に行くところがある人は、適当な理由をつけて、どんどん退職して行きます。

けれども、一定の年齢を超えると、転職先も見つからないため、現在残っている人は、退職さえできずに、退職したい理由はいっぱいあるのに、仕事を続けています。

残業代がつかなくても、労働基準法って何?という状態で、物のように使われていても、生活のために安い給料で我慢している人がほとんどです。

残業代ゼロ法案を、家族団らん法案に変更せよと、どこぞのお大臣様がおっしゃったとか。いったいどんな理由でこんなことを言うのでしょう。私は、このお大臣様が好きにはなれません。実態をわかっていないのが、その理由です。

退職理由って

私が今勤めている会社は、人の定着しない会社です。ですから、たくさんの人が退職していきます。理由も様々ですが、ほとんどが社風に合わないという理由です。要するに人使いが荒いのです。中小零細企業の常で、労働基準法って何?状態があたりまえという社風が、退職する人が多い、一番の理由です。

退職する人が出れば、求人をしなければなりません。求人広告を出すと、多くの履歴書と職務経歴書が送られてきます。その中には、ほとんどの場合、退職の理由が書かれているのです。

もちろん、面接の時も、前職を辞めた理由を聞くことになりますが、最近の退職理由で多いのは、会社都合というものです。退職というよりは、リストラや、会社が整理状態になったために必然的に辞めることになったという理由がほとんどです。そういう人には、うちのような会社でも給料をもらえるだけでも・・・という気持ちで希望してくださることも多いのです。

うちの会社に限ってのことかもしれませんが、面接する側としては、退職の理由はそれほど参考にすることはありません。もちろん、単なる我が儘で、職を転々としている場合は、問題外ですが、退職理由よりも、人柄で判断することのほうが多いと思います。

面接で退職理由はこう話せ

転職をする場合、まず突破しなければならないのが、面接です。このとき、前職の退職の理由を聞かれることがあります。面接する人にとっても、その人が退職した理由というのは、とても気になることなのだと思います。

面接で退職の理由を聞かれるのは、その人が辞めたくなるような同じような原因が、こちら側にもあるのではないかと気にかかるからです。また、退職を繰り返すような人は、採用したくないという理由から、面接で前の退職の理由を聞かれることもあると思います。

面接を受けるときは、どうしても緊張してしまいますので、うまく伝えられない場合もあると思いますが、真摯な態度は面接する人にも伝わりますので、前の退職の理由も、正直に話すことが大切だと思います。

ただ、面接の時には、前の会社の悪口は言わないほうがいいと思います。どうしても、不正があって、退職を選ばなければならなかった場合などは、悪口となっても仕方がないかと思いますが、ソフトな語り口になるように理由を伝える努力が大切です。面接では、退職の理由よりも、人柄などや経験を重視されるからです。

やむにやまれない理由が相手に伝われば、納得してもらえると思います。転職はたいへんですが、がんばってください。